Oracleは米国時間の9月22日、「Oracle OpenWorld San Francisco 2008」でセキュアなコラボプラットフォーム、「Oracle Beehive」を発表した。「人」と「コンテント」を上手くコーディネーションし、Microsoft Outlookもさらにパワフルにしてくれるという。
カリフォルニア州サンフランシスコで米国時間の9月22日、本格的な幕を開けたOracleの年次カンファレンス、「Oracle OpenWorld San Francisco 2008」でOracleは、セキュアなコラボレーションプラットフォーム、「Oracle Beehive」を発表した。
同社は、これまでにもOracle Collaboration Suiteを販売してきたが、Beehiveは新たなアーキテクチャーの下、3年かけて開発されており、全くの新製品として位置づけられている。堅牢なOracle Databaseはもちろんのこと、Stellentのコンテント管理技術や、やはり買収によって手に入れたライツマネジメント技術などが盛り込まれているという。
「一体何が新しいのか? 既存のコラボレーションツールはばらばらで連携も取れない。Beehiveは、コミュニケーションだけでなく、“人”と“コンテント”をコーディネーションするセキュアな統合プラットフォームだ」と話すのは、製品開発全般を統括するチャック・ロズワット上級副社長。
Beehiveは、チームのワークスペース、カレンダー、インスタントメッセージング、電子メールなどを統合するためのセキュアなプラットフォームだ。リポジトリに格納されたメッセージやコンテントを「組織」や「人」と適切に結び付けてやることで、コラボレーションを加速するほか、ツール間の連携も図ることができるという。
また、恐らくBeehiveを企業が検討する主要な理由になるのが監査可能なセキュリティ機能だろう。これは従来のCollaboration Suiteの導入とは全く異なる動機だ。
「Oracle Databaseの堅牢なセキュリティ機能を活用するため、コンプライアンスの実践や法的証拠の開示にかかる煩雑さを軽減できる」とロズワット氏。
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