Oracleの戦略に基づき、Beehiveもオープンで標準に準拠したプラットフォームだ。クライアントは、Microsoft OutlookやThunderbirdなどをサポート、Exchange Serverと共存したり、ディレクトリも主要な製品をサポートする。開発プラットフォームとしてもWebサービス、Beehive API、BPEL、および.NETのインタフェースを用意し、さまざまな環境に組み込むことができるという。
オープニングキーノートのステージでは、Outlookと組み合わせたデモが行われた。チャールズ・フィリップス社長がロズワット氏をチームのワークスペースに招待し、即座にドキュメントやプレゼンテーションを共有できるようにしたほか、メーリングリストに追加されたり、チームの予定がスケジューラーに反映されるなど、「人」と「コンテント」が上手くコーディネーションされる。
もちろん、ワークフローにおけるアクセスコントロールもきちんと配慮されている。ドキュメントなどの共有は、ライツマネジメント機能を介して行われるため、ファイルが漏えいしても権限のないユーザーは読むことができないほか、オリジナルのドキュメントが削除されたときには、コピーも開けなくなるという。
「Beehiveは、Outlookもより良いものにするとともに、唯一の統合されたセキュアなコラボレーションプラットフォームだ」とロズワット氏は話す。
Oracle Beehiveの価格は、1ユーザー当たり120ドル。自社で構築するオンプレミス型のほか、将来はオンデマンド型サービスでも提供される。
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