アシスト、IBM、オラクル、仮想化ソリューション分野で協業コンソーシアムも設立

アシスト、日本IBM、日本オラクルは、仮想化ソリューション分野で協業し、技術検証や製品の販売と導入サポート、アライアンスの設立を行う。

» 2008年07月10日 15時56分 公開
[杉浦知子,ITmedia]

 アシスト、日本IBM、日本オラクルの3社は7月10日、仮想化ソリューション分野で協業し、「アシスト・IBM・オラクル仮想化アライアンス」を設立したと発表した。

 アシスト・IBM・オラクル仮想化アライアンスは、オラクルとIBM製品を活用した仮想化技術とITインフラの導入の促進を目的としたコンソーシアム。メンバー企業によるサーバ仮想化技術に精通した技術者の育成や導入事例の紹介などを、定例会などを軸に実施していく。参加企業は年内に50社まで増やすとしている。

 3社の協業において、オラクルのサーバ仮想化アプリケーション「Oracle VM」をIBMのサーバ製品「IBM System x」「IBM BladeCenter」やストレージ製品「IBM System Storage」を組み合わせ、技術検証を行う。検証結果は、顧客やビジネスパートナーへのシステム提案活動に活用していくという。

 アシストは、Oracle VMの導入支援サービスを行う。サーバの仮想化を検討している企業に、Oracle VMのインストール、仮想マシンの作成、ゲストOS(Enterprise Linux)のインストール、データベース構築といった導入作業を開発環境とテスト環境向けに実施する。導入支援サービスを利用すると、サーバ仮想化製品を導入する際の自社検証費用が掛からず、導入期間も4分の1に短縮できるとしている。年内に100件の案件獲得を目指すという。

 日本IBM理事モジュラー・システム事業部長の諸富健二氏は「最適なエンタープライズVMを提供していきたい」と、3社の協業における意気込みを語った。

左から諸富健二氏、アシスト取締役 大塚辰男氏、日本オラクル常務執行役員製品戦略統括本部長 三澤智光氏

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