IBMは同社のクラウドコンピューティング戦略の一環として、SaaS製品の「Bluehouse」やWeb会議ツール「Lotus Sametime Unyte」を発表した。
米IBMは10月6日、一連の企業向けクラウドコンピューティングサービスを発表した。
1月に限定β版として発表されたSaaS製品の「Bluehouse」が公開β版になった。これは、社内だけでなく、複数企業間でのソーシャルネットワーキングやコラボレーションを可能にするサービス。異なる企業の従業員が互いのファイアウォールを超えて、文書を共有し、連絡を取り合い、プロジェクトで協業し、オンライン会議を開き、Webブラウザ経由でソーシャルネットワーキングコミュニティーを構築することができるとしている。
同社はこのほか、文書の共有、Web会議を実現する「Lotus Sametime Unyte」、Webコンテンツをスキャンして、企業のコンプライアンスに準拠しているかどうかなどを自動的にチェックする「IBM Rational Policy Tester OnDemand」、Webアプリケーションのセキュリティバグを確認する「IBM Rational AppScan OnDemand」、製品情報を中央で管理し、製品管理、エンジニアリング、マーケティング部門などで共有可能にする「Telelogic Focal Point」、企業データを保護し、遠隔リカバリが可能な「Remote Data Protection」を、顧客向けにクラウドサービスとして提供する。
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