シスコ、コミュニケーション製品群の連携を強化

業務アプリケーションやサードパーティー製ツールとの連携などにより、企業内や顧客とのコミュニケーション環境を向上できるようになるという。

» 2008年09月25日 20時25分 公開
[ITmedia]

 シスコシステムズは9月25日、企業向けコミュニケーションツールの新製品「シスコ ユニファイド コミュニケーション システム リリース7.0」「Cisco TelePresence Expert on Demand」、アプリケーション統合環境「Cisco WebEx Connect」を発表した。企業内や顧客とのコミュニケーション環境を統合できるようになる。

 シスコ ユニファイド コミュニケーション システム リリース7.0は、ユニファイドコミュニケーション環境を実現するためのプラットフォーム。IBMやMicrosoftのコミュニケーション製品との連携を強化したほか、Windows MobileやSymbian、BlackBerryのスマートフォン端末をサポートし、モバイル環境でのコミュニケーションを向上できるようにしたという。また、サーバ1台当たりで処理可能なクライアント数を強化した。

 Cisco TelePresence Expert on Demandはビデオ会議サービスを提供し、ユニファイドコミュニケーションやコンタクトセンター製品と連携することで、顧客との対面性を重視したコミュニケーションを実現するという。

 Cisco WebEx Connectは、業務アプリケーションやWeb型ツールを、Web上などに用意したグループのワークスペースを統合するもので、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)形態で提供される。インスタントメッセージングやチームスペース、ドキュメント管理、スケジュールなどの機能を利用できるほか、オープンAPIが用意され、サードパーティー製のアプリケーションを組み合わせられるという。

 Cisco TelePresence Expert on Demandは同日から提供しており、シスコ ユニファイド コミュニケーション システム リリース7.0は10月1日から提供する。Cisco WebEx Connectは、英語によるデスクトップ版がすでに提供されている。

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