ビジネスユースの新SNS「CU」――人脈を広げ、管理するコミュニティーは成功するのか?オルタナブログ通信(3/3 ページ)

» 2008年11月21日 18時18分 公開
[森川拓男,ITmedia]
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オバマ氏圧勝と今後

 11月5日、次期アメリカ大統領に、オバマ氏が選出された。それは、前回取り上げた通りだが、それを受けてオルタナブロガーたちもエントリーを書いている。

ブロガー ブログ エントリー
大木豊成氏 走れ!プロジェクトマネージャー! 歴代の日本の首相も、これだけのスピーチが出来たら違うのかも
谷川耕一氏 むささびの視線 大統領選挙後の米国
今泉大輔氏 シリアルイノベーション オバマ大統領の勝利演説
玉川岳郎氏 ニュータイプになろう! 64.1%・・・戦後最高の投票率
平野洋一郎氏 Alternative 笑門来福 CHANGEを選んだ米国民と、安定を選ぶ日本の若者
佐川明美氏 佐川明美の「シアトルより愛を込めて」 米大統領のスタッフ
佐々木康彦氏 平凡でもフルーツでもなく、、、 「公正で公平」、でも米国は放送も自由のお国柄
佐川明美氏 佐川明美の「シアトルより愛を込めて」 オバマキャンペーンのサイトはWeb 2.0のお手本
佐川明美氏 佐川明美の「シアトルより愛を込めて」 大統領当選から就任まではChange.gov
小林啓倫氏 シロクマ日報 オバマ氏は史上初の「Twitterする大統領」になれるか?

 実にさまざまな立場、視点から大統領選について書いているのが分かる。

 今泉大輔氏のオバマ大統領の勝利演説や、玉川岳郎氏の64.1%・・・戦後最高の投票率など、オバマ氏のスピーチの上手さについて触れているものも多く、大木豊成氏の歴代の日本の首相も、これだけのスピーチが出来たら違うのかものように、日本の政治家たちのスピーチ下手を嘆くものも。

 また、小林啓倫氏のオバマ氏は史上初の「Twitterする大統領」になれるか?や、佐川明美氏のオバマキャンペーンのサイトはWeb 2.0のお手本にあるように、ネットを活用して勝利したということに着目した人も。佐川氏は、大統領当選から就任まではChange.govという、移行期間向けのWebサイトについても触れている。

 選挙後のアメリカについて、意外と冷静だと感じたというのは谷川耕一氏の大統領選挙後の米国。一律に選挙特番を組む日本と違って、ドラマもアニメも普通にやっているという。それは意外な気がしたが、日本が異常なのかもしれない。

 その一方で佐々木康彦氏の「公正で公平」、でも米国は放送も自由のお国柄のように、選挙期間中はオフレコだったことがチラホラ出てきている。

 はたして、オバマ氏のアメリカはどうなるのか。そして、日本はどうすべきなのか。どうも日本は、自分たちの一票がなかなか行使できない状況だが、しっかり見ていく必要があるだろう。

追悼・筑紫哲也氏

 先述した佐々木氏の「公正で公平」、でも米国は放送も自由のお国柄後半でも触れられているが、11月7日、ジャーナリストの筑紫哲也氏が亡くなった。昨年、ニュース番組の生放送中にガンを告白、闘病を続けていた。

ブロガー ブログ エントリー
岩永慎一氏 THE SHOW MUST GO ON 筑紫哲也氏 逝く
玉川岳郎氏 ニュータイプになろう! 筑紫哲也さん死去
大木豊成氏 走れ!プロジェクトマネージャー! 完璧はないという前提
渡部弘毅氏 新価値創造プロジェクト 筑紫哲也さんを偲ぶ
吉田賢治郎氏 けんじろう と コラボろう! 7年前の【筑紫哲也】多事争論から生まれた私の夢と和田アキ子さんへの一言

 それぞれの筑紫氏への追悼であるが、個人的な思い出があり、テレビなどを見ての印象もあり、最後に筑紫氏が情報を発信した「Web多事争論」サイト構築の手伝いをしたという話あり……。共通する点は、気骨のある、真のジャーナリストだった、と皆が書いていることだ。筆者も、訃報を伝える「News23」を見ながら、所持していた筑紫氏の『多事争論 メディアと権力』を読み直していた。ゲストの立花隆氏が同じ本を取り出したのには驚いたが。

 心より哀悼の意を表したい。

 最後に、ひとつ気になったエントリーを紹介する。

 栗原潔氏「栗原潔のテクノロジー時評Ver2」の【雑談】海外におけるクレジットカード使用時のIDについてだ。クレジットカードというのは、サインさえすればいいと思っていたからだ。アメリカのサムプライム問題の背後で多発するクレジット破産が、身分証明の強化を進めているのだろうか。

 ここまで、11月6日から11月12日にかけてオルタナティブ・ブログへ投稿された中から、ピックアップして紹介させていただいた。しかし、取り上げられる数には限度があるため、ほかにも多数ある興味深いエントリーは紹介できなかった。もし、本稿を読んでオルタナティブ・ブログに興味を持っていただけたならば、ぜひほかの投稿も読んで欲しいと思う。

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