Googleマイマップの情報公開は「Googleの責任」が4割、アイシェア調べ個人の責任と拮抗

アイシェアの調査によると、Googleマイマップで個人情報が公開されてしまう問題ではサービス提供であるGoogleの設定に問題があるというユーザーが4割強を占めた。

» 2008年11月26日 16時29分 公開
[ITmedia]

 市場調査会社のアイシェアは11月26日、インターネット上で個人情報を管理するサービスに対するユーザーの意識調査の結果を発表した。Googleマイマップ関連の問題では、Google側に責任があるとする回答と、ユーザーに責任があるという回答が拮抗した。

 Googleマイマップ上で個人情報が公開されてしまう問題について、原因を尋ねたところ44.0%が「(公開)が標準設定になっていること」と回答した。利用者側が原因だとして「公開かどうか確認せずに利用したこと」が37.0%、「無料サービスを利用したこと」が8.7%だった。

Googleマイマップに対するユーザー意識

 インターネット上でスケジュールなどを共有できるサービスを利用した経験者は12.3%で、内訳は「個人利用」が71.7%、「仕事に利用」が3.8%、「個人と仕事で利用」が24.5%。回答者の54.7%は個人情報や業務内容をオンライン上に登録していた。

 登録データの公開状況については、「非公開」が86.8%、「公開」が9.4%、「分からない」が3.3%。特に女性(95.7%)と30代(93.1%)で特に非公開の割合が高かった。

 同社では、個人情報の取り扱いには慎重な利用者がいるが、公開設定が分からないというユーザーが存在し、公開の設定機能が周知徹底されているとは言い難いと指摘している。

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