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» 2008年12月22日 12時06分 公開

ブロガー座談会 アルファブロガー編(3):ブログはいかに変わるのか、鍵はその「難しさ」に (2/3)

[谷川耕一,ITmedia]

ブログとコミュニケーション

 いちる ブログコミュニティについて、みなさんはどう考えていますか?

 徳力 いわゆるブログを書いている人のコミュニティという意味で言えば、多様になっている印象がありますね。私自身、ブログを始める前は、ブログというもので盛り上がっている人たちがいて、自分はそれになかなか入っていけないというイメージがありましたが、ブログを長く続けていると、実はブログのコミュニティって1つじゃないのに気付かされます。メールアドレスを持っていない人同士がメールでコミュニケーションできないのと同じで、ブログを持っていないと、ブログ同士のコミュニケーションには参加できないので、ブログをやっていない人には分かりづらいかもしれませんが。

 四家 いろいろなところに顔をだしていますが、場所によって随分と違うものだなぁと感じます。例えばアメブロの芸能人ブログとかは、確実に新たな世界を作っていますよね。ブログで芸能人がファンとのコミュニティを作っている。彼らはブログで嫌な思いをすることもあるけれど、励まされることもあるようです。

 小飼 僕は、ブログには3つのコミュニティがあると考えています。1つ目はブロガー同士のコミュニティ、2つ目がブログの中で生まれるコミュニティ、3つ目が問題点であるとか議題ごとに発生するコミュニティです。

 徳力 確かに。Googleストリートビューの話題で盛り上がれば、それで1つのコミュニティになりえますね。

 いちる 今後、ブログのコミュニケーションはどのように発展するとお考えでしょう?

 徳力 私は、現状の「文章をきっちりと書く」という方法以外のコミュニケーションが、今後はもっと増えてくると考えています。mixiの足跡機能もそうだし、FacebookのPoke機能とかは文字は使わないですが、立派なコミュニケーションですよね。マイクロブログと呼ばれるTwitterとか、携帯電話から書かれている写真+短いテキストのブログなんかを見ていても、人間のコミュニケーションって意外に文字数いらないのかなーと感じることが多くなっています。そういったツールから、新たなコミュニケーションの形が生まれてくるのではないでしょうか。

速水健朗さん 『【A面】犬にかぶらせろ!』 速水健朗さん

 速水 Twitterは好きなんですが、これはコミュニケーションが主体。しかも、ブログやSNSよりもオフ会に発展する機会も多いように思います。まさにコンテンツからコミュニケーションへみたいな変化を象徴している。否定するわけではないけど、物書きとしては、ブログ的なものを残したいという気持ちも強いですね。

 小飼 コミュニケーションについて考えると、携帯電話の存在も大きいと思います。Twitterなんて、携帯メールに比べれば氷山の一角でしかない。

 いしたに 人によって合う合わないはあると思います。ブログが面白いのは分かっていても、書けない人はなかなか書けない。また、Twitterの方がブログよりも面白い人もいるじゃないですか。あるいは文章じゃなくてデザインで勝負できる人もいますしね。

 速水 Twitterはまだブログに近いツールだと思います。携帯メールだと、コミュニケーションの中身は、いまや平均4文字くらいになってるんじゃないですか? 「着いた」「もう寝る」「おやすみ」みたいな。さらにすごいのは、「ブル返し」と言って携帯を鳴らすだけでコミュニケーションをとる世界も出てきています。

 四家 こういうネット上のコミュニケーションの話題が出てくるようになったのも、ブログが普及した影響だと思いますね。ブログというツール1つでこれだけ世界が変わったならば、また何か新しい面白いツールが出てくることに期待します。新しいコミュニケーションツールが生まれてくれば、新しいビジネスが生まれる可能性がある。それで世の中がさらに面白くなってくれればいいな、と思います。

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