Facebookが、Google、Microsoft、IBM、PayPal、VeriSign、Yahoo!が参加するOpenID支援団体に参加した。「Facebook Connect」とOpenIDの相互運用性が注目される。
SNS大手のFacebookは2月5日、URLを利用して複数のサービスにログオンできる共通ID認証「OpenID」を支援する業界団体OpenID Foundationに参加したと発表した。最初の取り組みとして、今週米国でOpenIDカンファレンス「OpenID Design Summit」を開催する。
Facebookは企業メンバーとしてOpenID Foundationに参加し、理事会に席を確保する。企業メンバーには現在、Google、Microsoft、IBM、PayPal(米eBay)、VeriSign、米Yahoo!の6社が参加している。
Facebookは2008年12月、外部と連携するための「Facebook Connect」を公開し、自社SNSを開放している。Facebook ConnectとOpenIDの相互運用性については触れていないが、今週開催するDesign Summitでは、既存のOpenID実装がFacebook Connectに似たエクスペリエンスをサポートできるかがテーマになるという。
Facebookによると、Facebook Connectを利用する外部サイトは4000以上に達しているという。OpenID Foundationは、Facebookが加わることで、OpenIDのユーザビリティとリーチ拡大を期待している、と述べている。
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