インターネットデータセンター事業者のさくらインターネットは大阪の堂島データセンターのフロアを新規増床したと発表した。
インターネットデータセンター事業者のさくらインターネットは2月18日、大阪の堂島データセンターのフロアを新規増床したと発表した。冷気と暖気を分ける新空調システムを採用することで電力消費を20%削減し、サーバの集積度も2倍以上高める。
新空調システムでは、ラックの前後列通路を両方とも覆い冷気を囲い込むアイルキャッピング方式を採用した。暖気は直接天井裏に送り込み、フロアに漏れないようにしている。
集積率を上げるために、新たに1Uのクォーター型と、1UでL型のハーフ型サーバを自社開発した。クォーター型にはCPUにAtom、ハーフ型にはCore2DuoもしくはXeonを採用する。従来は搭載可能台数はラックあたり最大で72台だったが、新サーバにより130〜160台に増える。
同社は「春をめどに増床したフロアを利用した新サービスを顧客向けに提供する予定」としている。
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