Xeon 5500番台を搭載した2Wayラックサーバを発表するとともに、現行品の大幅な価格引下げを実施する富士通。「2010年に国内IAサーバ市場でトップシェアを狙う」という宣言を裏打ちする施策となる。
富士通は4月6日、最新のインテルプロセッサ「Xeon 5500番台」を搭載した2Wayラックサーバ、「PRIMERGY RX300 S5」および「RX200 S5」を発表した。
メモリアクセスの高速化などXeon 5500番台に起因する機能向上に加え、AC-DC変換効率を従来比で約5%改善した電源ユニットの採用や、筐体前面の吸気面積率の17.5%にのぼる改善など、省電力性が考慮された設計となっている。まだDDR3メモリを最大で144ギガバイト実装可能(RX300 S5において2CPU搭載時)にするなど、ユーザーの仮想化へのニーズに応える仕様となっている。
製品のラインアップは次の通り。出荷はすべて4月28日を予定する。
製品 | 価格(税別) |
---|---|
PRIMERGY RX300 S5(3.5/2.5インチSASモデル) ディスクレスタイプ | 29万7000円 |
PRIMERGY RX300 S5(2.5インチSASモデル) Windows Server 2008 Standard バンドルタイプ/アレイ-73ギガバイト×1(RAID 0) | 40万7000円 |
PRIMERGY RX200 S5 ディスクレスタイプ | 26万1000円 |
PRIMERGY RX200 S5 Windows Server 2008 Standard バンドルタイプ | 37万1000円 |
なお現行販売品についても、ブレードサーバの本体価格を最大49%安くするなどの大幅な価格改訂を実施。2010年に国内IAサーバ市場でトップシェアを狙うという宣言を裏打ちする施策をとる。
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