富士通はさまざまなデータを収集し、活用するための形式に変換するソフトウェアと、複数形式の大量データをストレージに圧縮した形で蓄積するためのソフトウェアの2製品を発売する。
富士通は4月24日、企業が持つさまざまなデータを収集し、適切に形式を変換するソフトウェア「Interstage Information Integrator」と、複数形式の大量データをストレージに圧縮して蓄積するためのソフトウェア「Interstage Information Storage」の2製品を7月末に出荷すると発表した。
販売と生産のシステム間など、業務データの横断的な活用が企業で求められていることに対応する。これまではデータが大量、形式が異なっているなどの理由で、実現に複雑なシステムの構築が必要だったとしている。
Interstage Information Integratorは、各種のデータソースと連携するためのアダプターやプロトコルを装備し、多様なデータの文字コードやデータ形式の差異を吸収する。複数のデータを組み合わせ、データ統合を低コストで実現できる。
Interstage Information Storageは、事前に細かな設計をしなくても多種、大量のデータを蓄積できる。多重度に強い抽出機能などにより、必要なデータを柔軟かつ高速に取り出せるのが特徴としている。
Interstage Information Integrator V10の価格は150万円より。Interstage Information Storage V10は450万円から。いずれも7月末からの提供を予定している。
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