NECは、デジタルサイネージ事業の新組織を設置した。10年以上取り組んできたデジタルサイネージ関連の製品や業務アプリケーションを連携したサービスを展開し、2010年に100億円規模の売り上げを目指す。
NECは4月22日、デジタルサイネージ(電子看板)事業の強化を掲げ、新組織を設置したと発表した。10年以上推進してきた同事業の企画、開発、システム構築、営業部門を集めた統括部門という位置付けで、70人程度で構成。2010年に国内で100億円の売り上げを目指す。
新組織の名称は「通信メディアサービスソリューション事業部 デジタルサイネージビジネス推進グループ」。デジタルサイネージのシステム構築やサービスを国内外で展開する。
具体的には、デジタルサイネージ製品「eye flavor」、業務用ディスプレイ、配信ソフトウェア/ネットワーク、広告コンテンツを組み合わせたシステムの構築やデータのログ分析をサービスとして提供する。
今後は、広告配信ソフトウェアなどをSaaS(サービスとしてのソフトウェア)として提供し、医療や流通、自治体などの業界にサービスを拡販していく。
業務用ディスプレイで100億円程度の販売実績がある海外市場の開拓も進める。ディスプレイやソフトウェア、NECが展開している業務アプリケーションなどを取り入れたサービスの開発を進め、グローバル規模でデジタルサイネージ事業の収益化を目指す。
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