タワーレコード新宿・渋谷店で、おサイフケータイに対応したデジタルサイネージが設置された。音楽配信サービス「Napster」の映像が流れる端末に携帯電話をかざすと、同サービスのモバイルサイトにアクセスできる。
ナップスタージャパンは2月20日、同社の音楽配信サービス「Napster」のモバイル会員獲得を目指し、デジタルサイネージ(電子看板)を使ったプロモーションを開始した。タワーレコード新宿店、渋谷店の店内に専用端末を設置し、1カ月間のプロモーションを展開。導入効果を検証し、別の店舗への導入につなげる考えだ。
2店舗のNapster専用のブースに専用端末を合計30台導入し、Napsterを紹介する動画や新曲のプロモーションビデオを流す。おサイフケータイに対応した携帯電話を端末にかざすと、Napsterのモバイルサイトが表示される。会員登録を済ませると、Napsterのコンテンツを使えるようになる。
Napsterは、専用ブース内のポスターや配布するパンフレットにQRコードを記載し、モバイルサイトへの誘導を図っていた。さらなる会員増を見込み、携帯電話をかざすだけでモバイルサイトに誘導できるデジタルサイネージを使った販売促進を取り入れた。
導入する端末は、ICカードリーダを内蔵した7インチの液晶画面を持つソフィアモバイルの「nanica7」。どの端末からの会員登録が多かったかといった効果測定もできる。
ナップスタージャパンは、1カ月の試験運用の後、導入店舗の増加を検討する。
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