ソフィアモバイルは、ICカードリーダ/ライタを内蔵する電子POP端末を開発した。無線LAN、PHS網を利用したコンテンツ配信にも対応する
ソフィアモバイルは11月12日、OSにMicrosoft WindowsCEを搭載した電子POP端末「nanica7(ナニカセブン)」を開発したと発表した。
nanica7は、ICカードリーダ/ライタを内蔵し、無線LANやPHS網を利用したコンテンツ配信に対応。ICカードや電子マネー機能を搭載する携帯電話と連動した商品訴求ができ、割引クーポンの発行や商品の解説映像を自動再生するといったプロモーションが行える。また、無線LANやPHS網を経由して動画広告などのコンテンツ配信や、コンテンツ再生スケジュールを遠隔操作で設定するなどの管理も可能だ。
同社では、店頭や商品陳列棚などでの利用を想定し、年内に百貨店やドラッグストア、レンタルビデオ店でのフィールドテストを実施する予定。2008年2月ごろの発売を計画する。価格は6万9800円。ソフィアホールディングスグループでは、1端末当たり月額9800円を上限に広告運用支援サービスも提供する予定(運用台数により異なる)。
同製品は、11月14〜16日に横浜市のパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2007」のソフィアアシステムズブースに出品される。
項目 | 概要 |
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表示画面 | WVGA7型TFT液晶 |
サイズ | 幅210×高140×奥行き35ミリメートル |
重量 | 約600グラム |
OS | Microsoft WindowsCE 5.0 |
CPU | Freescale i.MX31(ARM11コア 533MHz) |
RAM | DDR 64Mバイト |
ROM | フラッシュメモリ 128Mバイト |
通信 | IEEE802.1b/g、PHS(Willlcom SIM) |
外部メディア | SD CARDスロット |
外部接続 | USB |
動画コーデック | Windows Media Video9 |
著作権保護機能 | Windows Media DRM 10 |
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