顔認識技術を使って視聴者の映像を分析し、視聴者の数や視聴時間、性別、年齢といったデータを測定できるデジタルサイネージ向け測定システムを、マクニカネットワークスが販売する。
マクニカネットワークスは2月4日、デジタルサイネージ(電子看板)向け視聴者測定システムを販売すると発表した。米TruMedia Technologiesと代理店契約を結び、視聴者測定システム「iCapture」を国内で販売する。
iCaptureは、顔認識技術を使って視聴者の映像を分析し、視聴者の数や視聴時間、性別、年齢といったデータを測定できる。デジタルサイネージの効果を測定することで、マーケティングへの活用や広告コンテンツの変更、ディスプレイの配置換えといった販売促進の施策が打てるようになる。
測定できる範囲は最大6メートル。人数計測/性別判定では90%、年齢群の判定では85%の精度を誇る。視聴者の属性データのみを保存し、映像は記録しない。計測したデータをASP(ソフトウェアの期間貸し)サービスとして提供し、ユーザーはWebブラウザからデータの閲覧やリポートの作成ができる。
視聴者に応じて広告を自動的に切り替えることも可能。男性の視聴者が多い場合は缶ビール、女性が多い場合は化粧品――というように、広告を見る対象に合わせて最適な広告を配信できる。
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