IIJは、M2M分野向けに携帯電話回線を利用して機器の保守・メンテナンス作業などを支援するサービスを始める。
インターネットイニシアティブ(IIJ)は3月19日、携帯電話回線を利用して遠隔にある機器の保守・メンテナンス作業を支援するサービスを始めると発表した。M2M(Machine to Machine)分野向けにネットワークサービスを提供する。
IIJは、携帯電話事業者から携帯電話網を借り受けて通信サービスを提供する「MVNO」事業に参入している。新サービスはNTTドコモのFOMA網を利用して、自動販売機や計測装置、デジタルサイネージといった機器の点検・保守、ソフトウェア更新などの作業を遠隔から行えるようにするもの。
同社の閉域網サービス「IIJダイレクトアクセス」と併用して、通信データのセキュリティも確保。韓国のAnyDATA.netが、IIJのネットワークサービスに対応する装置組み込み用の通信モジュール「DTM-620WK」を提供する。
すでにタイヘイコンピュータが、ポイント管理サービスやデジタルサイネージを利用した販売促進支援サービスにIIJとAnyDATA.netのシステムを採用しているという。
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