新種マルウェアの発生が高水準に、G Data調べトロイの木馬が上位に

G Data Softwareは、4月に確認した新手のマルウェア数が前年比2倍近くに上った報告している。

» 2009年05月11日 13時56分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のG Data Softwareは5月11日、4月のマルウェア動向を発表し、新手のマルウェア発生数が高水準にあると報告した。

 4月に見つかったマルウェア新種は、前月比1万9261種減の9万3785種で、前年同期比では2倍近く増加していた。種類別のトップはトロイの木馬の37.0%で、以下ダウンローダー(20.1%)、バックドア(16.1%)、スパイウェア(13.6%)、アドウェア(5.1%)、その他(8.1%)だった。

 ウイルスの種類別では、セキュリティソフトウェアを装うトロイの木馬「Monder」や、VMWareなどを経由して感染し、情報盗難など行うトロイの木馬「Stuh」、実行プロセスを操作するトロイの木馬「Inject」、ルートキットの「Tdss」、バックドア型の「Hupigon」が上位を占めた。

 同社では、実利的で巧妙な手口のウイルスが全体的に増加していると警告している。

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