Verizonは固定電話部門の一部を総額85億8000万ドルで米通信企業Frontier Communicationsに売却し、携帯電話、FiOS、IP電話サービスなどの成長事業にリソースを集中する。
米通信大手のVerizonは5月13日、携帯、ブロードバンド、IP電話などのワイヤレス事業に集中する目的で、同社の固定電話部門の一部を米通信企業Frontier Communicationsに売却することで合意したと発表した。売却するのは米国内14州の固定電話サービスで、総額85億8000万ドル。取引は株式交換方式で、12カ月以内に完了する見通し。
この売却により、480万回線、220万人の長距離電話顧客、100万人の高速データサービス顧客、1万1000人の従業員がFrontierに引き継がれる。
Verizonは不振だった固定電話部門を切り離し、携帯電話、光ファイバー通信サービス「FiOS」、IP電話サービスなどの成長事業にリソースを集中するとしている。
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