シード・プランニングは6月18日、電子マネー関連ビジネスの最新動向の調査結果を発表、2008年の市場規模は前年比40.9%増の1兆50億円となったことが分かった。
シード・プランニングは6月18日、電子マネー関連ビジネスの最新動向の調査結果を発表、2008年の市場規模は前年比40.9%増の1兆50億円となったことが分かった。2007年春にPASMOやnanaco、WAONなどの新しい電子マネーが登場し、認知度が向上して利用可能な店舗が増えたことなどから2008年はカード発行枚数や利用件数が急増したようだ。
電子マネーの利用場所(2008年)は、「コンビニ、スーパー、駅ナカ店舗」(81.1%)、「自動販売機、ドラッグストア、ファストフード、書店、タクシーなど」(10.0%)、「百貨店、カフェ、カジュアル衣料品、映画ほか」(8.9%)だった。シード・プランニングでは「コンビニの約90%が電子マネー決済を導入し、都心での利用率は10%、全国では数%程度。駅ナカ店舗では利用率が50%を超えるところも珍しくない」とコメントしている。
2008年までの電子マネー発行枚数(累計)は約1億3500万枚。発行枚数シェアのトップは「Edy」で35.3%。以下、「Suica」(20.7%)、「PASMO」(8.7%)、「iD」(8.3%)、「Pidel」(6.6%)、「WAON」(6.1%)、「nanaco」(5.7%)が続いた。
ヒアリングや公表資料の収集・整理による調査で、対象は電子マネー発行事業者と加盟店。調査期間は2008年11月から2009年3月。
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