Ubiquity 0.5では新しい文法解析技術で多言語に対応したほか、サジェスト機能も改善している。
Mozilla Labsは6月23日、Firefox拡張機能「Ubiquity 0.5」のプレビュー版を公開した。日本語にも対応している。
Ubiquityは自然言語コマンドで検索などさまざまな作業を実行できるツール。初代の文法解析技術は主に英語を前提としていたが、Ubiquity 0.5では新しい解析技術を採用し、多数の言語に対応できるようになった。0.5リリース時にはデンマーク語、日本語のコマンドがバンドルされる。近いうちにほかの言語のコマンドも増やす計画という。
コマンドのサジェスト機能も改善された。これまでUbiquityは既知の情報に基づいてしかコマンドをサジェストすることができなかった。バージョン0.5では、ユーザーが未知のフレーズを入力した場合、Ubiquityはネットワークに問い合わせてそのフレーズの意味を理解する。例えばユーザーが「pasta」という(Ubiquityにとて未知の)言葉を入力した場合、Webサービスに問い合わせて「pasta」をレストランの種類と認識し、レビューサイトで近くのレストランを検索するコマンドをサジェストするという。
このほかコマンド名にスペースが使えるようになるなどの変更も加えられ、新しいインタラクティブなチュートリアルも用意された。
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