PBC、画面記録でPCの不正行為を監視する新製品

パシフィックビジネスコンサルティングは、PCの画面を連続して記録し、不正な操作を監視するセキュリティ製品を発売する。

» 2009年06月30日 16時09分 公開
[ITmedia]

 パシフィックビジネスコンサルティング(PBC)は6月30日、PC上での不正な操作を監視するセキュリティ製品「AquaGuard」を発表した。7月7日に発売する。

 新製品は、PCの画面を設定された間隔で画像データとして記録し、管理者用サーバに転送する。独自の圧縮技術により、1画面当たりのデータサイズは最小5キロバイト程度で、1人のユーザーを8時間連続で監視しても、総データサイズは30Mバイト程度になるという。

 ユーザーのマシン上にはインストール情報が表示されないため、アンインストールできない。特権ユーザーでもアンインストールできない仕様にもなっている(ステルス機能)。社外などのオフライン環境でも記録を継続でき、イントラへの接続時に管理者へ転送する。

 管理者側では、対象ユーザーの動作を記録した画像を再生して、不正行為などが行われていないかをチェックする。上位版製品の「プロフェッショナル」では、アラーム機能やログ管理機能も使用でき、ポリシー設定も行える。

 例えば、ポリシー設定では許可されたアプリケーション以外の操作を禁止したり、キーワードで指定した業務とは関係のないWebサイトへのアクセスを遮断したりできる。こうした行為に対するユーザーへの警告や管理者への通知ルールを設定できる。

 製品価格は、プロフェッショナルのサーバライセンスが100万円、クライアントライセンスが5万円、画像記録とステルス機能のみの「スタンダード」ではサーバライセンスが70万円、クライアントライセンスが3万5000円となる。

 同社では金融機関や保険業界を中心に訴求する計画であるという。

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