オンライン広告支出、第2四半期は5%減

第2四半期はほとんどの地域でネット広告支出が減少し、米国では前年同期から7%減少した。アジア太平洋地域と日本は微増となった。

» 2009年08月07日 07時00分 公開
[ITmedia]

 第2四半期の世界インターネット広告支出は、前年同期比5%減の139億ドルとなり、2四半期連続のマイナス成長となった。IDCが8月5日に報告した。

 ほとんどの地域でオンライン広告支出が減少し、米国では前年同期比7%減の62億ドルだった。アジア太平洋地域と日本は微増となった。

 米国ではすべての形態のネット広告売り上げが減少した。特にディスプレイ広告は12%減、クラシファイド広告は17%減で、減少幅が最も小さかったのは検索広告だった。またほとんどの主要Webサイトで広告収入が2けた減となり、例外的にGoogleは減少率が1けた台前半にとどまった。最も減少率が大きかったのは求人情報サイトMonster.comで、31%減だった。

 IDCは第3四半期について、米国では広告主が第1、第2四半期と同じくらいオンライン広告支出を減らすと見込んでいる。ただし、下げ幅は縮小し始め、2010年半ば以降は回復する可能性があるとの予測も示している。

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