ある実名SNSの終焉オルタナブログ通信(1/4 ページ)

220組を超えるブロガーがITにまつわる時事ネタなどを日々、発信しているビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。その中から今週は、「新政権発足」「Google」「実名SNS」「Twitter」「スマートフォン」といったテーマで紹介したい。

» 2009年09月25日 17時03分 公開
[森川拓男,ITmedia]

新政権発足とオルタナブロガー

 北添裕己氏「トラパパ@TORAPAPA運命の日!にあるように、9月16日、民主党代表の鳩山由紀夫氏が第93代内閣総理大臣に指名され、政権交代が現実のものとなった。政治的なことを取り上げることが少ないオルタナブロガーだが、思うところもあったようで、何人かが関連するエントリーを書いている。

 マスコミ報道に対する疑問を呈した人もいる。北添裕己氏のイチローの2000本安打を素直に称賛する割には、政権交代が決まった途端に政治手腕の経験不足みたいな批判めいた指摘ばかりが気になるマスメディアの戦略をみているとこの国の将来が本当に心配だ。や、竹内義晴氏「竹内義晴の、しごとのみらい」の新政権への報道を見て思うことなどといったものだ。マスメディアには、政治、政権を“監視する”という役割があると思う。しかし、選挙前はあれだけ「感情的に」持ち上げておいて、いざ政権交代が実現すると、「感情的に」批判する。昨日今日に始まったことではないが、建設的な報道ができないものだろうか。これは、自戒を込めつつ、高橋正敏氏「高橋 正敏の 「外資系金融コンサルタントの日常風景」」の新政権発足と国民主権についてでも触れられたことだ。

 その一方、佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」の民主党と記者クラブ(内閣記者会)の密約問題、一般人の自分に出来るのはマスコミの黙殺を子供に伝える事かなという話題も触れられた。この話題に関しては、筆者も「ネットの逆流(22):記者クラブという降り積もった塵をネットメディアは掃除できるか」というコラムを書いたので、併せて読んでいただければ幸いだ。今後しっかりと監視していくと同時に、考えなければならないことだと思う。

 もちろん、新政権への期待もある。林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」の民主党政権の情報通信政策についてでは、民主党マニフェストの中から情報通信政策について取り上げ考察している。

 とにもかくにも、新政権はスタートしたばかり。しかも16年前と違い、比較第一党が入れ替わって初の政権交代だ。ただ批判するのではなく、しばらくは動向を見守る姿勢が必要なのではないだろうか。

 今回の「オルタナブログ通信」は、9月10〜16日にかけて「オルタナティブ・ブログ」へ投稿された中から、冒頭で取り上げた「新政権発足」をはじめとして、「Google」「実名SNS」「Twitter」「スマートフォン」といったキーワードに注目してみた。読者がオルタナティブ・ブログを読む際の参考にしていただければ幸いだ。

 それでは、9月10〜16日を9月2週とした、過去8週分のオルタナティブ・ブログへの投稿状況を可視化したグラフを見ていただきたい。

9月10〜9月16日を最新としたオルタナティブ・ブログのステータス

 今回は、全体的に数値の曲線が右肩上がりとなった。投稿されたブログ数が2カ月ぶりに70件台と増え、全体投稿数が200エントリーを超えた。また今回の期間では、9月10日に坂本史郎氏「坂本史郎の【朝メール】より」、9月14日に米持幸寿氏「テクノロジーと希望」と2人の新たなオルタナブロガーも誕生しており、これらかの投稿に期待したいところだ。

 ここで、9月14〜20日の週間アクセスランキングをみてもらいたい。

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