Z会とソフトバンクBB、Web講座で生徒の苦手克服を支援

通信教育事業を手掛けるZ会とソフトバンクBBは、Z会の高校生向けWeb講座において新たな指導法を開発したと発表した。

» 2009年12月22日 17時09分 公開
[ITmedia]

 通信教育事業を手掛けるZ会とソフトバンクBBは12月22日、Z会の高校生向けWeb講座において、学習する生徒の苦手部分を把握し、克服を支援する新たな指導法を開発したと発表した。生徒は専用のデジタルペンを使ってA4大の答案用紙に解答を記入。カメラやタイムスタンプ機能などを用い、生徒が解答に苦労している問題を把握した上で、各生徒に合わせた指導を実施する。システム全般の開発をソフトバンクBBが手掛けた。

 Z会は、2009年8月から開講した「嫌いでなくなる数学WEB講座」の中で、12月受講分から新たに新指導法を導入する。この講座は、インターネットを使った対面形式の自宅学習講座。生徒は自宅のPCにカメラとマイク、さらにアナライザーを認識する専用のデジタルペンを取り付け、付属のユニットに答案用紙を挟む。その上で「嫌いでなくなる数学WEB 講座」のサイトにアクセスし、デジタルペンを使用して答案用紙に解答を書き込む。システムは、演習に取り組み始めた瞬間から解答を作成し終える瞬間まで、生徒の解答作成手順を講師側のPCに表示する。

 講師は、解答するまでの生徒の様子が分かるため、苦手部分の克服に向けた指導がしやすくなる。ラーニングマネジメントシステム(LMS)の利用により、教材や課題のダウンロード、確認テスト、質疑応答、動画コンテンツの視聴に加え、学習の進捗状況や習慣が把握できるのも利点としている。

 嫌いでなくなる数学WEB講座の受講料は、1カ月当たり1万2800円から。

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