Mozilla Labsは、Firefoxのアドオン開発を行う拡張機能「Jetpack」について、初のSDKをリリースした。CSS、JavaScript、HTMLなどの知識でアドオンを開発できるのが特徴。
Mozilla Labsは3月9日、Firefox向けのアドオン機能用開発キット「Jetpack SDK」を公開した。CSS、JavaScript、HTMLなどの知識があればFirefox向けのアドオンを開発できるという。これにより、Jetpackがプロトタイプから運用環境へ移ることになる。
JetpackはFirefoxアドオン開発のためのアドオン。今回リリースしたSDKはプラットフォームの土台のみで、Firefoxアドオンとスタンドアロンアプリケーション作成のためのライブラリ、コマンドラインツール、IDEの3つで主に構成される。APIは今後のバージョンアップで追加していく予定だ。
開発チームによると、今後はUIエレメントなどの標準ライブラリに関する作業を進める。正式版公開までは4〜6週間おきにリリースし、今後数カ月で「Jetpack 0.8」をリプレースしていくという。0.8が提供するIDEは現在、SDKで利用できるよう機能改良を加えているところで、2010年第2四半期中にリリースするという。
Jetpack SDK 0.1はJetpackプロジェクトページからダウンロードできる。Windows、Mac、Linuxに対応、Firefox 3.6とPython 2.5以上が必要。
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