コモンズネット、NetCommonsが動作するサーバの認定プログラムを開始

NetCommons利用者が安心して使用できるサーバを認定し、結果を一般公開した。

» 2010年05月25日 21時44分 公開
[鈴木麻紀,ITmedia]

 NPO法人コモンズネットは5月21日、「NetCommons(ネットコモンズ)」バージョン2.3のリリースに合わせ、利用者が安心して使えるレンタルサーバを認定する「NetCommons Readyプログラム(ネットコモンズレディー)」を開始した。

 NetCommonsは、国立情報学研究所が開発し無償で公開している次世代情報共有基盤ソフトウェア。教育機関や企業、NGO/NPOなどに、グループウェアやコミュニティサイトとして導入が進んでいる。

 NetCommonsは、LAMP(Linux+Apache+MySQL+PHP)の上で動くオープンソースソフトウェアであり、トラブル時の切り分けや対応は一般の利用者にはハードルが高かった。NetCommonsを安心して使えるサーバの情報を求める企業や団体の声は多く、それらに応える形でNetCommons Readyプログラムが誕生した。

 プログラムは、レンタルサーバ事業者やSaaS事業者に対してコモンズネットが有料で動作確認を行い、その結果を一般公開するもの。動作が確認されたサービスを、「NetCommonsが動作するサーバ」として認定する。ユーザーが、公開された情報を元に適切なレンタルサーバやSaaSを選択することで、トラブルなくNetCommonsを導入・利用できることを目指す。

 認定にはゴールド認定とシルバー認定の2つがあり、それぞれ「NetCommonsがインストールされた状態でサービスを提供している」「NetCommonsの利用者にサポートを提供している」(ゴールド)、「利用者がNetCommonsをインストールする際に必要な手順や制限事項を公開している」(シルバー)を条件としている。

 最初の認定はインターネットイニシアティブの「LaITレンタルサーバwebrex」と、NTTPCコミュニケーションズの「WebARENA SuiteX」の2つ。認定プログラムの詳細や認定済みレンタルサーバ事業者の一覧は、NetCommons ReadyプログラムのWebサイトで確認できる。

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