あなたの会話は聞かれている? ソーシャルリークの危険性オルタナブログ通信(1/4 ページ)

約230人のブロガーによって、ITにまつわる時事情報などが日々発信されているビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。今回は、その中から「自転車」「URLの賞味期限」「携帯電話」について紹介しよう。

» 2010年10月08日 17時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]

自転車を止めていい場所はどこ?

 ではここで問題です、路上でおまわりさんに自転車を止められるところを尋ねると、どういう答えが返ってくるでしょうか?

 自転車が停められるところをお巡りさんに聞いてみると?:天下夢想onオルタナティブBLOG


 ここ最近、不景気にエコブームも手伝ってか、自転車を利用する人が増えている。テレビでホステスが通勤に自転車を使っている風景が映されるくらいだ。

 そうなると、自転車にまつわるトラブルも当然増加する。本稿で何度か取り上げてきたマナーに関することもさることながら、自転車の駐車スペース問題は拡大の一途をたどっている。磯島大氏「天下夢想onオルタナティブBLOG」の自転車が停められるところをお巡りさんに聞いてみると?では、「もしもお巡りさんが近くにいた場合、自転車を停められる場所を尋ねると、どのような回答が返ってくるか」と問い掛けた。3つの選択肢のうち「当てはまらないもの」を選ぶというものだ。自転車に乗る人も、乗らない人も、ちょっと考えてほしい。その答えに驚くかもしれない。

 しかし、お巡りさんを責めるのは酷である。磯島氏が指摘するように、自転車の利用環境整備が実態に追いついていないことが問題なのだ。もちろん、放置自転車や、歩道における危険な走行など、自転車利用者側の問題もあるだろう。電動アシスト自転車の登場など自転車も本体じゃ変化しているが、利用者の意識はあまり変わっていないようだ。

 自転車の利用を推進するのは環境の面などで良いことだが、駐輪する場所がなく大量の自転車があふれているのが現状だ。駐輪場を設けている場所もあるにはあるが、磯島氏の言うように、「月極めはあっても一時置きできないこともしばしば」とあっては、決まった経路の利用者以外は気軽に使えない。

 駐輪場問題、マナー問題――自転車についての新たなルールや利用環境の整備などを、いま一度考え直す時期に来ているのだろうか。

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