Oracle WebLogic Serverに新たなの脆弱性、四半期パッチでは未対応か

Oracle WebLogic Serverに未修整の脆弱性が発見され、IPAとJPCERT/CCが注意を喚起した。

» 2010年10月13日 15時14分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月13日、米OracleのWebLogic Serverに未修整の脆弱性が発見されたとして、セキュリティ情報を公開した。現時点で対策はなく、回避策の適用を呼び掛けている。

 それによると、脆弱性はOracle WebLogic ServerのNode Managerコンポーネントのバージョン10.3.3以前に存在する。遠隔の第三者がUNC Pathによる設定ファイルを指定できてしまうことにより、任意のコマンドを実行される可能性がある。

 Oracleは米国時間12日に定例の四半期アップデートを公開したばかりだが、今回発見された脆弱性には対処していないもようだ。IPAとJPCERT/CCも現時点では対策方法が存在しないとしている。

 IPAとJPCERT/CCは、脆弱性による影響を軽減する回避策として、「ファイアウォールの設定によりNode ManagerサーバからのUNC Pathの使用を制限する」と「Node Managerサービスへの接続を制限する」という2つの方法を紹介している。

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