Google、ChromeブラウザとChrome OSのアップデートを公開

アップデート版では16件の脆弱性を修正し、最も深刻な脆弱性の発見者に報奨金の最高額となる3133.7ドルが贈られた。

» 2011年01月14日 07時26分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米GoogleはWebブラウザ「Chrome」の安定版および「Chrome OS」のアップデートを1月12日付で公開し、複数の深刻な脆弱性に対処した。

 Google Chrome Releasesのブログによると、「Chrome 8.0.552.237」と「Chrome OS 8.0.552.334」では合計16件の脆弱性を修正した。このうち「音声処理におけるポインタ陳腐化」の問題は、危険度が4段階で最も高い「Critical」に分類されている。

 残りは「マルチページのPDFを印刷する際のクラッシュ」問題など「High」が13件、「Medium」が2件となっている。

 多数の脆弱性を発見したセルゲイ・グラズノフ氏には、Criticalレベルの脆弱性についてGoogleが定める最高額の報奨金3133.7ドル、Highレベルの脆弱性について各1337〜1000ドルが贈られた。

 WebブラウザのChromeはWindows、Mac、Linuxの各OSに対応している。導入済みの場合、更新は自動的に適用される。

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