PDFに位置情報を持たせることで、地理情報システムの利用機会を広げる仕組みを日立ソリューションズが開発した。
日立ソリューションズは1月17日、地理情報システム(GIS)の情報をPDFデータとして利用するためのソリューション「TerraGo Product Suites」日本語版を18日から提供すると発表した。災害対策や危機管理などの業務に加え、屋外作業などでもGISを活用する手段になるという。
TerraGo Product Suitesは、米TerraGo Technologiesが開発したもので、位置情報(緯度・経度)を付与したPDFデータの「GeoPDF」を生成・編集・利用する3製品で構成される。日立ソリューションズは2010年7月に英語版を発売。新製品はTerraGo Technologiesとの共同開発で日本語環境に対応させた。GeoPDFの生成・編集・利用を全て日本語で行える。
GISデータの利用には、地理空間データなどに関する高度な知識が必要とされる。災害対策や危機管理など専門家の利用に限定される傾向にあった。GeoPDFは通常のPDFデータと同様の操作性を実現しており、公共や通信、流通、保険や銀行などのフィールド業務での活用が期待される。Webブラウザを利用してネットワーク経由でGISを使用する「WebGIS」や、専用ソフトからネットワーク経由でGISを使用する「GISクライアント」の代替になるという。
日立ソリューションズでは4月に、GeoPDFをモバイル環境で利用するための製品「TerraGo Mobile」日本語版の提供や、GIS製品「GeoMation」での対応も予定している。
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