NEC、プライベートクラウドサービス「RIACUBE」を刷新

NECはRIACUBEを刷新し「RIACUBE-V」として世界主要地域に展開。グローバルにクラウド事業を展開するためのプラットフォームサービスと位置付ける。

» 2011年01月17日 15時44分 公開
[石森将文,ITmedia]

 NECは1月17日、クラウドプラットフォームサービス「RIACUBE」を刷新し、「RIACUBE-V」として発表した。これによりNECは、同社が推進する「CODC(クラウド指向データセンター)」にプールされたサーバ、ストレージ、ネットワーク環境などのリソースを、プライベートクラウドサービス(IaaS、PaaS)として顧客に短期間で提供できるようになるという。

 従来からNECグループが提供してきた100種以上のクラウドサービスおよび新規サービスは、順次RIACUBE-V環境に移行する。クラウド基盤の構成やセキュリティ設計などは「自社の経営システムをクラウドで刷新した経験を生かし開発した」(NEC)とする。NECグループのSEが有する業務・業種別のITノウハウも投入する。

 NECではRIACUBE-Vを、グローバルにクラウド事業を展開するためのプラットフォームサービスと位置付けており、2011年4月から世界主要地域に順次展開していく。これにより海外に拠点を持つNECの顧客は、グローバルにシステムを導入できるようになるという。

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