ロンドン警視庁、サイバー攻撃事件で容疑者を逮捕――LulzSecのメンバーか

英ロンドン警視庁が19歳の男を逮捕した。ハッカー集団LulzSecは逮捕された人物について「LulzSecの一部ではない」などとツイートしている。

» 2011年06月22日 07時48分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 各国で企業や政府機関のWebサイトを狙ったサイバー攻撃が相次いでいる問題で、英ロンドン警視庁は6月21日、19歳の男をコンピュータ不正利用や詐欺などの容疑で逮捕したと発表した。

 発表によると、ロンドン警視庁は一連の事件について、同一のハッカー集団による犯行とみて米連邦捜査局(FBI)などと連携して捜査を進めていた。19歳の男を逮捕するとともに、エセックス州の自宅を捜索して大量の証拠品を押収し、分析を進めている。

 「同一のハッカー集団」とは、ソニーや任天堂、米中央情報局(CIA)などのWebサイトを攻撃したと宣言している「LulzSec」を指すとみられている。

 一方、LulzSecは逮捕された男について、「LulzSecの一部ではない」「英国警察はわれわれを捕えようと必死になるあまり、よく言ってもわれわれと弱いつながりしかない人物を逮捕した」などとする声明をTwitterに掲載した。

「LulzSec」がTwitterでツイートした声明

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