MicrosoftのバルマーCEOがロサンゼルスで開催中のWPCで、すべての顧客がWindows 7に移行するのが最上の道と語った。
米Microsoftのスティーブ・バルマーCEOは7月11日(現地時間)、ロサンゼルスで開催中の「Worldwide Partner Conference(WPC)」の基調講演において、Windows 7の販売本数が累計で4億本を超えたと発表した。リリースから2年足らずでの4億本達成は、これまでのOS製品で最速という。
同氏は、将来的にすべての顧客がWindows 7に移行することが望ましいと語った。同社の旧OSである「Windows XP」のサポートはあと約1000日で終了するが、分析会社Net Applicationsによると、6月時点の世界のOSシェアではWindows XPが51.13%で首位にあり、Windows 7は27.13%の2位だった。
Microsoftはまた、Windows 7へのアップグレードなどをサポートするクラウドベースのPC管理サービス「Windows Intune」の次期β版を公開した。サーバ不要のソフトウェアアップデート機能やリモートタスク機能、管理コンソールのリードオンリー機能などが追加された。正式版は年内公開の予定だ。
基調講演でバルマー氏はWindowsのほか、Windows PhoneやXboxなどにも触れた。6月28日にリリースした「Office 365」については、既に5万以上の企業がサービスを試用しているとし、Fortune 500社の5社に1社が「Microsoft Online Services」を利用していると語った。
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