シスコ、テレプレゼンス製品群を大幅拡充

シスコシステムズは、コラボレーション製品「Cisco TelePresence」の新製品や新機能を発表した。

» 2011年07月25日 14時24分 公開
[ITmedia]

 シスコシステムズは7月25日、コラボレーション製品「Cisco TelePresence」の新製品や新機能を多数発表した。テレプレゼンスの仕組みを企業が容易に導入・利用できるようにしたのが特徴という。発表した製品・機能と概要は以下の通り。

製品名 概要
Cisco TelePresence MX200 チームミーティングや個人オフィスでの利用に合わせたもの。エンドポイントでは自動プロビジョニングにより設定が容易。稼働に要する時間はわずか15分ほど。
Cisco TelePresence Conductor 会議の開催ニーズに対して最適な形でユニットを自動的に割り当てる。処理能力が低下する場合は自動的に他のユニットに転換して安定性を確保。従業員にバーチャル会議室のID番号を提供し、従業員はこの番号を他者に知らせることで、すぐにミーティングが始められる。2012年上半期に提供開始を予定。
TC5.0およびCTS 1.8 エンドポイントソフトウェア。マルチポイントにおける相互運用性のサポートを拡充。Cisco TelePresence製品や他社製のエンドポイント間でビデオ通話が容易に行える。
Cisco TelePresence Server 8710および7010 v.2.2 スクリーンの解像度と数を増加。最大64人が会議に参加可能な高解像度(720p30)モードと、最大48人が参加可能なフルHDモード(720p60および1080p30)をサポート。
Cisco TelePresence Multipoint Switch v. 1.8 CシリーズおよびEXシリーズ、TelePresence Interoperability Protocol(TIP)ベースのエンドポイントに対応。自動出席機能により、ユーザーは予定されていた通話に対して任意のエンドポイントから簡単に応答できる。スクリーン数を48画面から90画面に増やし、2倍近いエンドポイントがテレプレゼンス会議に参加できるようになる。8月に提供開始の予定。
Cisco MXE 5600 ビデオインフラストラクチャ製品。ベンダーを問わずエンドポイント間でリアルタイムのコンテンツ共有、記録、ストリーミングの相互運用性を実現する。
Cisco TelePresence TMS 13.1およびCisco TelePresence Manager 「One Button to Push(ワンボタン)」通話機能を搭載。Microsoft OfficeやIBM Lotus Notesなどのグループウェアと連携し、予定されている会議をワンボタンで開始できる。
Cisco Unified Communications Manager 8.6 EXシリーズとCシリーズのエンドポイントにおいてネイティブの通話コントロールとセッション管理機能を追加。操作性と管理性が向上。

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