Samsung、モバイルチャットサービス「ChatOn」を発表――iOSにも対応

Samsungが、グループチャットや動画の共有もできるクロスプラットフォームの無料のチャットサービスをこの秋スタートする。

» 2011年08月30日 10時09分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 韓国のSamsung Electronicsは8月29日(現地時間)、クロスプラットフォームのモバイルチャットサービス「ChatOn」を発表した。立ち上げ時期は明示していないが、10月にはスタートするようだ。日本語を含む62カ国語に対応し、120カ国以上で無料で提供する。

 同サービスはSamsungの発表文によると「すべての主要スマートフォン、フィーチャーフォンのプラットフォームに対応する」としている。また、PC、タブレットでも利用できる。発表文には具体的なプラットフォーム名はないが、米Wall Street Journalによると、bada(Samsung独自のスマートフォンプラットフォーム)、米GoogleのAndroid、カナダのResearch In Motion(RIM)のBlackBerry、米AppleのiOSに対応するという。

 ChatOnでは通常のチャットのほか、グループチャットも可能。コンテンツ共有機能の「Trunk」で、チャットに添付した画像や動画をチャットルームごとに保存できる。また、手描きメッセージや画像、音楽で構成する「Animation Message」を送ることもできる。

 chaton 「My Page」にはコミュニケーション頻度による友達のランキング機能もある

 モバイル向けのメッセージングサービス市場には近年多くの大手企業が参入している。Appleは次期モバイルOS「iOS 5」に追加するiOS端末間で利用できるチャット機能「iMessage」を6月に発表した。Googleのソーシャルサービス「Google+」のモバイルアプリに搭載されている機能「Huddle」では、AndroidとiOS端末でグループチャットが可能だ。米FacebookもAndroidとiOS(BlackBerryにも対応する見込み)で利用できるSMSアプリ「Messenger」を発表。また、ルクセンブルグのSkypeは先日、グループテキストチャットサービスの米GroupMeを買収し、マルチプラットフォーム対応コミュニケーションツールの強化に取り組んでいる。

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