ルクセンブルクのSkypeは8月21日(現地時間)、複数のプラットフォームで利用できるグループテキストチャットサービスを手掛ける新興企業の米GroupMeを買収することで合意に達したと発表した。詳細は公表されていないが、米ブログメディアのAllThingsDによると買収総額は約8500万ドルという。
GroupMeは2010年創業のニューヨークに拠点を置く非公開企業。ツールのGroupMeは、iPhone、Android、BlackBerry、Windows Phone向けのモバイルアプリとして無料で提供されているほか、米国ではSMSもサポートされている。連絡先リストから簡単にチャットグループを作ることができ、チャット中に写真を共有したり、位置情報を追加することができる。
GroupMeのチームはニューヨークにとどまり、ツールは独立したアプリケーションとして提供を続ける。GroupMeの公式ブログには、「これまでとの違いは、われわれがSkypeの1億7500万人のユーザーにアクセスできるようになったことだ」とある。
Skypeはこの買収により、音声および動画でのコミュニケーションにテキストベースのコミュニケーションを追加し、世界のユーザーへのマルチプラットフォーム対応コミュニケーションツールの提供を強化するとしている。同社は1月に、モバイルビデオストリーミングを手掛ける米Qikを買収した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR