CiscoはVerslyの技術をWebExやJabber、Quadなどのコラボレーション製品に統合する計画だ。
米Cisco Systemsは8月29日(現地時間)、コラボレーションツールを手掛ける新興企業の米Verslyを買収したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。
Verslyは2009年創業のサンフランシスコに拠点を置く非公開企業。まだ正式な製品を公開していないが、米MicrosoftのOfficeにコラボレーション機能を追加するプラグインを開発している。
Verslyの10人の従業員は、CiscoのCollaboration Software Groupに編入される見込みだ。同部門は、WebEx、Jabber、Quadなどの企業向けコラボレーション製品を担当している。CiscoはVerslyの技術をこれらのコラボレーション製品に統合していく計画だ。
Ciscoは現在組織改編の途上にあり、スイッチやルータなどの収益率の低いハードウェア事業から、ユニファイドコミュニケーション(UC)やコラボレーションサービス事業へのシフトしている。7月には約6500人の人員削減とメキシコにある工場の売却を発表した。
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