Cisco、約6500人の人員削減とSTB工場の売却を発表

Ciscoが幹部を含む約6500人の人員削減と、5000人の従業員を擁するSTB工場のFoxconnへの売却を発表した。

» 2011年07月19日 12時19分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Cisco Systemsは7月18日(現地時間)、5月に発表した包括的な組織再編の一環として、約6500人の人員削減とメキシコにあるセットトップボックス(STB)製造工場の売却を発表した。

 6500人には、早期退職優遇制度を受け入れた約2100人が含まれる。6500人は全社員の9%に相当し、対象者には幹部クラスが15%含まれるという。対象となるのは、米国、カナダほか一部の国の従業員で、8月初頭に通知する計画。リストラ経費は13億ドル以下になる見込みで、約7億5000万ドルが2011年第4四半期(5〜7月期)の業績に反映されると同社はみている。

 同社はまた、メキシコのフアレスにあるSTB工場を台湾のFoxconn Technology Groupに売却すると発表した。同工場で働く約5000人の従業員はFoxconnの従業員になる。売却額などの詳細は公表されていない。

 Ciscoはハードウェア事業からUC事業へのシフトを図っており、4月には約550人の削減を発表し、5月の第3四半期(2月〜4月期)業績発表時に大規模な組織再編を予告している。

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