Ciscoの7インチタブレット「Cius」は7月31日に750ドルで発売。専用のアプリストアは既に公開されている。
米Cisco Systemsは6月29日(現地時間)、昨年10月に発表した企業向けAndroid搭載タブレット「Cisco Cius」を7月31日に予価750ドルで発売すると発表した。また、Cius向けのアプリストア「AppHQ」を公開した。
Ciusは7インチのタッチスクリーン、前面と背面の2台のビデオカメラ、スピーカー、32Gバイトのフラッシュメモリを搭載し、ネットワークはIEEE 802.11 a/b/g/nおよびBluetoothに対応。搭載するAndroidのバージョンは2.2。1月にはLTE対応版を発売すると発表していたが、7月発売の時点ではWi-Fi版のみになるようだ。
AppHQは、Cius向けのアプリを販売・購入できるアプリストア。開発者はAppHQでCius向けアプリ開発のツールやリソースを入手し、テストおよび販売ができる。Ciusでは、米GoogleのAndroid Marketで公開されている20万本以上のアプリを利用できるが、AppHQからアプリをダウンロードすることで、IT管理者はCiusをより安全に管理できるとしている。
また、企業はAppHQ内に自社の従業員用のアプリストアを設置できる。例えばバックオフィス業務用の独自アプリケーションをアプリストアにアップロードしておき、関連する従業員のCiusに配布することなどが可能だ。
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