Microsoftが、Windows Phone端末も手掛けるAcerおよびViewSonicと、Androidをめぐる特許ライセンス契約を結んだ。
米Microsoftは9月8日(現地時間)、台湾のAcerと特許ライセンス契約を結んだと発表した。これにより、Acer製のAndroid搭載スマートフォンおよびタブレットはMicrosoftの特許ポートフォリオの適用対象になる。ライセンス料などの契約の詳細は公表されていない。
Microsoftは同日、米ViewSonicとも特許ライセンス契約を結んだ。発表文によると、ViewSonicのAndroidおよびChrome搭載のスマートフォンとタブレットを対象とするという(ViewSonicは現在、Chrome搭載タブレットは手掛けていない)。
AcerとViewSonicは、いずれもAndroidと並行してMicrosoftのプラットフォームを採用したモバイル端末を販売しており、AcerはWindows Phone 7.5(コードネーム:Mango)搭載スマートフォンも発売する見込みだ。
Microsoftはこれまでに、台湾のHTCやオンキヨーなど、複数のAndroid端末メーカーと同様の契約を結んでいる。
米Googleが8月に買収を発表した米MotorolaはMicrosoftとこうしたライセンス契約を結んでいない。MicrosoftはAndroid端末による特許侵害でMotorolaを提訴し、Motorolaも反訴している。
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