働く理由は何かと聞かれれば、こう答えるとしよう。低次元から高次元までの自己の欲求を満たすために働いています。
オルタナティブ・ブログには「Special オルタナトーク」というコーナーがあり、複数のブロガーの間で盛り上がっているテーマが「お題」として取り上げられる。今回の期間は「人はなぜ、働くのか」というお題が出ており、多くのブロガーがエントリーを書いた。例によって後日、鈴木麻紀氏「事務局だより」にまとめエントリーが書かれると思うが、まずは9月22〜28日に書かれたエントリーから紹介したい。
ブロガー | ブログ | 人はなぜ、働くのか |
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片岡麻実氏 | 「片岡麻実の人生サバイバル」 | 私が働く理由「自立したいから」 |
佐川明美氏 | 「佐川明美の「シアトルより愛を込めて」」 | 「商人に常禄なし」 |
佐藤由紀子氏 | 「海外速報部ログ」 | なんで休みの日にわくわく働いているのやら |
高木芳紀氏 | 「普通のおじさんとソーシャルメディア。」 | あなたはなぜ働いているのですか? |
玉川岳郎氏 | 「ニュータイプになろう!」 | 働く理由・・・マズローの欲求に従う |
玉木栄三郎氏 | 「ビジネスをデザインするブログ」 | なぜ働くか? |
林雅之氏 | 「『ビジネス2.0』の視点」 | 働く意義とは? |
山岡大介氏 | 「山岡週報」 | 「会社とはなにか。なんのために働いているのか。誰のために生きているのか」 - 直木賞受賞作『下町ロケット』読了 |
玉川岳郎氏は、さまざまな理由を挙げ、最終的に「低次元から高次元までの自己の欲求を満たすために働いています」とまとめ、「面白いから働くのだ」と付け加えている。これと同様のことを書いたのは、佐藤由紀子氏だ。「『読者様のために』というより、自分が知りたくて、知ったからには『ねぇねぇ面白い話があるよ』という気持ちで早く知らせたい」から仕事をしているという。佐藤氏の記事のファンが多いのは、役立つ情報を早く伝えることに加え、「面白い」という感情が加わって、より伝わりやすいものになっているからかもしれない。
オルタナトークの話題から少し離れるが、気になるエントリーを2つ紹介したい。
まずは上田修子氏「実践!SixDegree」の限りなく住所不定無職に近いメンタリティのノマドだ。喫茶店などにモバイル機器を持ち込んで仕事するノマドワーキングというスタイルが最近人気だ。しかし上田氏は、とあるノマドワーカーのツイートを見て、「なんだかな〜という気持ち」になったという。
「そもそも、スタバのようなコーヒーショップはコーヒーを飲む場所であって、レンタルオフィスじゃないんだから、1杯のドリンクで長時間席を占領するのはいかがなものでしょうか?」と感じたわけだ。「自分のワークスタイルをノマドと称して、格好つけるくらいなら、利用するお店のビジネス・メリットについて配慮するくらいの心の余裕が欲しいもの」とした上で、「それができないなら、一時期問題となったネットカフェ難民とたいして変わらない」と断じている。読者はどう思われるだろうか。
もう1つは、大木豊成氏「走れ!プロジェクトマネージャー!」の通勤手当がなくなったらどうしますか?だ。通勤手当がなくても交通費のかかる場所に住み続ける人はどのぐらいいるのだろうかと大木氏は考察した。手当てがなかったら、「東京近郊の人口分布は大きく変わるのかも、と思った次第」とまでいう。コメントでも興味深いやり取りがなされたので、ぜひ読んで、そして考えてほしい。
数カ月ぶりに眉毛サロン(似合う眉毛にしてくれるサロン。料金はヘアカットくらいです)にいったら、カルテが廃棄されていました。
企業の個人情報漏えいニュースを見聞きするたびに、自分の情報は大丈夫だろうかと不安になる。逆に、勝手に情報を削除されて困ったという経験を紹介してくれたのが、加藤恭子氏「きょこ コーリング」の顧客は離れる? カスタマリテンション(顧客維持)と顧客データ削除のタイミングは?だ。加藤氏が通っていたサロンは「半年間来店がないと廃棄する」ルールで、久しぶりに行ったところ細かい特徴が記されたカルテの情報が「全部なくなってしまった」という。結果、「眉毛は家で整えればいいや」となり、サロンから足が遠のいてしまったそうだ。そのサロンは、早すぎた情報削除で、1人の顧客を失ってしまったことになる。
加藤氏は、「久しぶりにコンビニで印刷できるスマホアプリを使おうとしたら、アカウントが削除されていた」という友人のエピソードも紹介。「急ぐときに使ってこそ良さが分かる」ものだけに残念な話だ。
ポイントは、「いちから登録し直したり、書き直したりする作業は、初めてのサービス・店舗に登録する以上に面倒に感じる」ということ。「セキュリティを考慮した方法で適切に保管できるのであれば、少しでも長く残した方が売上げに貢献してくれる」と加藤氏はいう。
私が一番注目しているのは、「プロフィール」の代わりに実装される「タイムライン」。Facebookへの書き込みや写真の投稿が自動的に年表化され、過去のできごとなども投稿でき、「自分史」が公開できるという機能です。
Facebookといえば、「いいね!」ボタンが象徴的だ。しかし、日進月歩で進化を続けるFacebookは、「いいね!」ボタンにも変革を起こした。伊藤靖氏「メインストリートの動画配信事業者」は「いいね!」以外のボタンの登場でF-コマースのショッピング体験がもっと楽しくなると記した。現状では中嶋政和氏「『スマートIT』術」のあなたは「商品レビュー」派? それとも「いいね!」派?で指摘されたように、ショッピングサイトで「『いいね!』を押している件数はよく見かける」が、それが「購入のきっかけには至らない」のだ。「いいね!」が別のボタンになったらどう変わるのか、今後の動向に注目だ。
Facebookで追加される新機能として、高橋誠氏「点をつなぐ」は、「私が一番注目しているのは、『プロフィール』の代わりに実装される『タイムライン』」だとFacebookのプロフィールが自分史になるで書いている。「Facebookへの書き込みや写真の投稿が自動的に年表化され、過去のできごとなども投稿でき、『自分史』が公開できる」とのこと。
これについては、中山陽平氏「国内・海外情報から見える『企業のWEB活用法』」のFacebookの新機能「Timeline」を一足早く体感する方法で、使い方を紹介しているので参考にするとよいだろう。中山氏いわく、「ますますセルフブランディングが必要になってきますね!」
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