Dell、Androidタブレット「Streak 7」の販売終了へ

AppleのiPadが支配するタブレット市場での競争が激化する中、Dellが1月に発表した7インチタブレットの販売を終了する。

» 2011年12月06日 10時30分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Dellが、Android搭載タブレット「Streak 7」の販売を終了する。公式な発表はないが、Dellのサイトで同製品を検索すると「残念ながらStreak 7の販売は終了しました」と表示され、代替製品を推薦するページへのリンクが示される。

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 代替として推奨するのは、Android搭載スマートフォンの「Venue Phone」、Windows Phoneの「Venue Pro」、ノートPCにもなる変形タブレット「Inspiron Duo」。

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 同社は2010年5月にまず5インチディスプレイの「Streak 5」を発表し、2011年1月に7インチディスプレイのStreak 7を発表した。Streak 5は既に8月に販売を終了している。なお、同社は11月にWindows 7搭載タブレット「Latitude ST」を企業顧客向けにリリースした。

 米調査会社IHS iSuppliによると、世界タブレット市場は急成長しているが、市場の6割以上を米AppleのiPadが占めており、第4四半期の出荷予測でDellは「その他」にまとめられてしまっている。Dellの競合、米Hewlett-Packard(HP)も8月にwebOS搭載タブレットの販売中止を発表した

変更履歴:本文中、「2月にWindows 7搭載タブレット発売の計画を発表したが、まだ製品は出ていない。」としていましたが、11月に「Latitude ST Tablet」というモデルが発売されていました。お詫びして訂正いたします。[2011/12/7 17:50]

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