クック会長が「記録的な週末」と語った新「iPad」の販売台数は300万台だった。この週末には、さらに25カ国で発売される。
米Appleは3月19日(現地時間)、16日の金曜日に日本を含む10カ国で発売した新「iPad」が、その週末だけで300万台売れたと発表した。
16日にiPadが発売されたのは、日本、米国、英国、オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、香港、シンガポール、スイスの10カ国。23日にはさらに、イタリアやフィンランド、メキシコ、ニュージーランドなど、25カ国で発売される。
同社の上級副社長、フィル・シラー氏は発表文で、「これまでで最強のiPadの立ち上げ」になったとし、「顧客はRetina Displayを含む新iPadの素晴らしい新機能を気に入ってくれた。今週末(23日)にさらに多くの顧客の手にiPadを届けるのを待ちきれない」と語った。
19日午前中に同社が開いた配当開始と自社株買いを発表する電話会見の質疑応答で、ティム・クックCEOは「記録的な週末を体験した」とのみ語っていた。
初代iPadは、Appleによると発売初日に30万台売れた。「iPad 2」の初速はAppleは発表していないが、米Wall Street Journalは発売後の週末に50万台売れたと見積もっている(大震災の影響で日本での発売は約1カ月後だった)。「iPhone 4S」は、発売の週末に400万台売れた。
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