Oracle、「Enterprise Manager Ops Center 12c」を発表

IaaS型のクラウドコンピューティング環境の構築や管理、サポートに必要な機能を搭載する。

» 2012年04月04日 17時09分 公開
[ITmedia]

 米Oracleは4月4日、システム管理製品の最新版となる「Oracle Enterprise Manager Ops Center 12c」を発表した。同社製品によるIaaS環境の構築や管理、サポートに必要な機能を搭載した。

 Oracle Enterprise Manager Ops Center 12cは、Oracle LinuxやOracle Solaris、仮想化基盤などのソフトウェアおよび「エンジニアド・システムズ」とよぶハードウェアを含むソリューションとの連携を強化し、クラウドコンピューティング環境で求められるライフサイクル管理を可能にするという。

 Oracle Solarisの「イメージ・パッケージング・システム」や自動インストーラ、代替ブート環境をサポートするほか、iSCSIやファイバチャネルによるネットワークやストレージ関連の技術を改良したことで、Oracle Solaris 11によるシステムパフォーマンスの向上を図った。またSPARC SuperCluster T4-4の管理サポート機能を利用して、ExadataやExalogicの管理を強化し、クラウド構築に要する時間を短縮できるようにしたという。

 併せて「Ops Center Everywhere Program」というプログラムも発表した。プレミアサポート契約を締結している製品ユーザーは無償でOps Centerを利用でき、同社製品の一元管理が容易に行えるようになるとしている。

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