NECと日本オラクル、システム運用管理製品分野での協業を強化

Oracle Enterprise Manager 12cが提供する情報をWebSAMで活用するための新製品などを新たに展開する。

» 2012年04月03日 14時15分 公開
[ITmedia]

 NECと日本オラクルは4月3日、システム運用管理製品分野における協業体制の強化を発表した。両社製品を連携させるソフトウェアを新たに提供し、クラウドなどのシステム運用管理業務の効率化を支援するための施策を展開する。

 ソフトウェアの新製品は、日本オラクル「Oracle Enterprise Manager 12c」が保持するイベント情報や構成情報、性能情報などの管理データを、NECのWebSAMに連携させるための機能を提供する。両社で共同開発し、NECが6月から製品を順次発売する予定。

 まず、イベント情報を連携できるようにする。WebSAMからOracle Enterprise Manager 12cで管理しているアラート発生の部分にアクセスできるようになり、オラクル製品を含めたシステムの障害対応の迅速化が図られるとしている。構成情報の連携では両製品で管理するシステム全体の構成や問題の影響範囲の把握が容易になるほか、性能情報の連携では性能障害の事前検知によるサービスレベルの維持や向上を可能にするという。

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