Nokiaは14年間維持した携帯電話出荷台数首位の座をSamsungに明け渡した。Samsungはスマートフォン出荷台数でも、Appleから首位を奪還した。
米調査会社Strategy Analyticsが4月26日(現地時間)に発表した第1四半期(1〜3月)の世界での携帯電話およびスマートフォンの出荷台数に関する調査結果で、韓国Samsung Electronicsが1位になった。
Samsungが携帯電話の出荷台数で首位に立ったのはこれが初めてだ。フィンランドのNokiaは、1998年から2011年までの14年間守ってきた首位の座をついに奪われた。Nokiaは、新興国市場向けの低価格端末では競合にシェアを奪われ、高機能スマートフォンとして投入した米MicrosoftのWindows Phone搭載のLumiaシリーズは比較的好調な出だしを切ったものの、Symbian事業の縮小を補うまでには至らなかったとStrategy Analyticsは分析する。
同四半期の携帯電話全体の出荷台数は前年同期比3%増の3億6800万台だった。
スマートフォンの出荷台数では、2011年第3四半期にSamsungが獲得した首位を第4四半期には米Appleが奪還していたが、SamsungがAppleを抜き返した。Samsungの同四半期の世界でのスマートフォン出荷台数は前年同期比253%増の4450万台で、シェアは31%だった。AppleのiPhone出荷台数は88%増の3519万台で、シェアは24.1%だった。スマートフォン市場のシェアは、両社で過半を占めたことになる。
スマートフォン全体の出荷台数は前年同期比41%増の1億4500万台だった。
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