創業者で最大株主であるマーク・ザッカーバーグCEOが売却凍結を宣言することで、Facebookの株価下落に歯止めはかかるだろうか。
米Facebookは9月4日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)への提出文書で、マーク・ザッカーバーグCEOが少なくとも向こう1年間は持ち株を売却しないことを明らかにした。同氏は現在、約31%に当たる5億360万株を保有している。
大株主である同氏が株を売却しないと宣言することで、株価の下落に歯止めをかける狙い。5月に38ドルで売り出された同社の株式の価格は下落し続け、8月16日の最初のロックアップ終了で従業員が多数の株式を手放したことで19.69ドルとなり、4日の終値は17.73ドルだった。
SEC提出文書によると、同社取締役のマーク・アンドリーセン氏とドナルド・グラハム氏は“納税資金捻出のため”以外には持ち株を売却しないという。
10月29日には新たに1億2400万株のロックアップが解除される。
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