脆弱性対応などで連絡が取れずにいる開発者は、公開開始から1年で98件となっている。
情報処理推進機構(IPA)とJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月27日、2012年第3四半期(9月27日現在)の「連絡不能開発者一覧」を公開した。
同四半期は、新たに公開対象となる「連絡不能開発者」は無かった。だが、前四半期で公表した2件の「連絡不能開発者」はその後も連絡が取れないことから、製品情報(製品名とバージョン)を追加公表した。該当するのは、「EXIF Viewer 2.3.2」(開発者名「Kakera」)と「掲示板 積木 v1.1」(同「Mash room - Free CGI -」)の2件。
脆弱性対応などで連絡が取れずいる「連絡不能開発者一覧」の公開は昨年9月29日にスタートし、四半期ごとに行っている。同日現在で今なお連絡が取れない「連絡不能開発者」は98件となった。一方、これまでに公開したうち13件は対応を再開し、5件が完了した。
IPAとJPCERT/CCでは開発者本人やその関係者からの情報提供を呼び掛けている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.