日本テラデータは、ビッグデータ分析プラットフォーム「Teradata Aster MapReduce Appliance」を販売した。
日本テラデータは10月11日、ビッグデータ分析プラットフォーム「Teradata Aster MapReduce Appliance」を販売開始したと発表した。
新製品は、リレーショナルデータベースとMapReduce技術を統合した並列処理型のソフトウェア「Aster」を、ハードウェアにあらかじめインストールしたアプライアンス製品。Webアクセスログ、テキストデータ、センサーデータなどの多構造化データを分析する際に、高頻度で利用される50以上のMapReduce処理を関数として事前にパッケージ化し、分析ユーザーがSQLの関数として呼び出せる「SQL-MapReduce」機能と、Hadoop分散ファイルシステムに対して、SQLおよびSQL-MapReduceで直接アクセス可能な「SQL-H」機能を実装したのが特徴である。
これにより、多構造化データに対する並列分析処理をSQL記述とほぼ同等のスキルで対話的、反復的に実施できるほか、SQLおよびSQL-MapReduceを用いるだけで、構造化データと多構造化データの両方を扱えるようになる。
今回は英語バージョンを販売し、2013年初頭には日本語対応バージョンを販売、出荷する予定だ。最小構成の価格は4130万円(税別)からで、初年度の販売目標額を約20億円としている。
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